家庭に眠っている衣類を回収し、国内でリユースすることでCO₂削減につなげます。また、衣類をパキスタンに送ることで、子どもたちの教育支援にあてる活動のみならず、生活困窮者の自立支援にも役立てています。
寄付として届けられた衣類のうち国内で販売できるものは、九州各地に広がるリサイクルショップ「ゆう*あい」やファイバーリサイクルセンター内のショップなどで販売され、その収益はファイバーリサイクルセンターの運営費に充てられています。回収した衣類を国内でリユースすることで、古着1kgあたり「7.52kg」の二酸化炭素を削減することができます。(※1)2023年度は、60,297kgの衣類を回収し、その内14,616kgの衣類を国内で販売したことで、約109,912kgの二酸化炭素を削減することができました。
パキスタンでは5歳~16歳まで義務教育を受ける権利がありますが、実際は教育を受けることができずに働く子どもたちがたくさんいます。グリーンコープでは、パキスタンの子ども達の学校支援のために、ご家庭で眠っている衣類の寄付を受け付け、パキスタンやタイに輸出してきました。現地で販売された衣類の売上は、カラチ市にある無料の学校「アイル・カイールアカデミー」の運営資金に使われています。これまで組合員や地域の方々から届けられた寄付衣類は、「約957トン」となり、うち「約880トン」(※2)を現地へ送り出しました。衣類を詰めたコンテナ1回「24トン」の売り上げで、約250人の子どもたちが1年間学校へ通うことができます。
(※2)2024年9月までの実績