トレー toトレー Story
グリーンコープでは、1988年の設立当初からプラスチックをできるだけ減らしたいと包材の検討をすすめ、びん容器を採用したり、使用せざるを得ないプラスチックについては安全な材質を検討、リサイクルすることを目指してきました。食品トレーについても、環境ホルモン溶出の心配がない素材でできたトレーの、リサイクルの実現に向けて検討を重ねました。
トレーからトレーへリサイクルすることは、使用後のプラスチックはゴミになるか他のものへリサイクルされることが当然だった当時としては、画期的なことでした。組合員は、このシステムについて学習し、加工してもらえるメーカーを探すためにプラスチックについても知識を深め、トレーのメーカーに思いを伝えました。しかし、使用済みトレーがきれいに洗浄されて返却されることが前提であることや、食品と同等の管理が必要なことから、衛生管理面で実現は難しいだろうというのがメーカーの見解でした。それでもあきらめずに訴え続けた組合員の思いが伝わりやってみようと申し出てくれるメーカーに出会うことができました。
こうして1999年に実現したトレーtoトレーのシステムは、組合員の思いと真剣に向き合ったトレー加工メーカーと組合員の協力により、現在まで継続させることができています。今では、餃子のトレーやお店のお弁当のトレーにまでこのシステムが広がっています。